入園祝いは何を贈る?相場・マナー・ギフト選びを解説

身近な子どもの入園が決まったとき、「何を贈ればいいのか」「金額はいくらが適切なのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。

入園祝いは、相場・マナー・プレゼント選びの3つを押さえることで、相手に気持ちが伝わるお祝いになります。正しい知識があれば、のし袋の書き方や贈るタイミングで迷うことも少なくなるでしょう。

そこでこの記事では、関係性別の相場・のし袋のマナー・喜ばれるプレゼント・お返しの方法まで、入園祝いに関するすべてを解説します。状況別の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

入園祝いを贈る相手とタイミング

入園祝いを贈る相手とタイミング

入園祝いは、必ず贈らなければならないものではありません。祖父母や叔父・叔母など、近しい間柄であれば贈るのが一般的ですが、誰まで贈るかは地域や家庭の慣習によって異なります。迷った場合は、身近な年長の親族に確認してみましょう。

贈るタイミングは、入園式の2〜3週間前が一般的です。準備が間に合うよう、早めに手配しておきましょう。

幼稚園・保育園の違い

幼稚園と保育園では、対象年齢や保育時間が異なります。どちらも基本的に4月入園のため、入園祝いを贈る時期に大きな差はありません。ただし、保育園は空きがあれば年度途中の入園も可能です。贈る前に入園時期を確認しておくと安心です。

項目

幼稚園

保育園

対象年齢

満3歳〜就学前

0歳〜就学前

主な入園時期

4月

4月(空きがあれば随時)

保育時間の目安

午前〜午後2時頃

朝7時半〜夕方18時頃

入園祝いの相場

入園祝いの相場

入園祝いの金額は、贈る相手との関係性によって異なります。

下記に関係性別の目安をまとめました。金額に決まりはないため、あくまで参考としてください。

関係性

相場の目安

祖父母から孫へ

1万円〜3万円

親戚(叔父・叔母)から甥・姪へ

5,000円〜1万円

友人・知人の子どもへ

3,000円〜5,000円

それぞれ詳しく説明します。

祖父母から孫へ

祖父母から孫への入園祝いは、1万円〜3万円が相場です。

孫の入園は、祖父母にとっても大きな喜びの節目です。そのため、他の関係性と比べて金額が高くなる傾向があります。現金の他に、プレゼントを一緒に贈る方も多いですが、高額すぎると受け取る側が気を遣ってしまうこともあります。無理のない範囲で、気持ちを込めて贈りましょう。

親戚(叔父・叔母/甥・姪)

叔父・叔母から甥・姪への入園祝いは、5,000円〜1万円が相場です。

入園祝いは一般的に、祖父母・叔父・叔母など比較的近しい親族に贈るケースが多いです。いとこなど関係が少し遠くなる場合は、必ずしも贈る必要はありませんが、その子の成長を一緒に祝いたいという気持ちがあれば贈っても問題ありません。

どの範囲まで贈るかは、地域や家庭の慣習によって異なるため、迷ったときは身近な年長の親族に確認してみましょう。

友人・知人

友人・知人の子どもへの入園祝いは、3,000円〜5,000円が相場です。

入園祝いは親族に贈るのが基本のため、友人・知人の場合は必ずしも贈る必要はありません。ただし、自分の子どもが入園のときにお祝いをいただいた場合や、特に親しい間柄の場合は贈っても良いでしょう。現金より、プレゼントのみを贈るケースが多いです。

二人目以降の場合

二人目以降の入園祝いも、一人目と同じように贈るのがマナーです。

一人目と二人目で金額に差をつけると、受け取る側に不公平な印象を与えてしまうことがあります。同程度の金額で贈るのが基本ですが、難しい場合は無理のない範囲で調整しましょう。

また、上の子がすでに使っているグッズと重複しないよう、事前に何が必要かを確認してから贈ると、より喜ばれます。

入園祝いのマナー

入園祝いのマナー

入園祝いを贈るときは、のし袋の選び方・書き方と贈る形式を押さえておくことが大切です。

押さえるべきポイントは下記の5つです。

  • のし袋の選び方
  • のし袋の書き方
  • 贈る形式(現金・プレゼント・商品券)
  • 渡し方・郵送時の注意 
  • 贈り忘れた場合の対処

それぞれ説明します。

のし袋の選び方

入園祝いには、紅白または金銀の「蝶結び」の水引がついたのし袋を選びます。

水引には「蝶結び」と「結び切り」の2種類があります。蝶結びは何度あってもよいお祝いごとに使うもので、入園祝いに適しています。一方、結び切りは結婚祝いやお見舞いなど、一度きりであってほしい場面に使うものです。入園祝いには使いません。

のし袋の大きさは、包む金額に合わせて選びます。

金額の目安

のし袋の種類

1万円以下

水引が印刷されたシンプルなタイプ

1万円以上

水引の飾り紐がついた豪華なタイプ

のし袋の外袋に「○万円まで」と目安が書かれている場合が多いので、購入前に確認しましょう。

のし袋の書き方

のし袋の表書きは、毛筆または筆ペンで濃い墨を使って書きます。上段(水引より上)には「御入園御祝」または「祝 御入園」と書きます。4文字は縁起が悪いとされるため、「祝」と「御入園」の間にスペースを入れて5文字になるように書くのが一般的です。下段(水引より下)には、贈り主の名前を書きます。

中袋がある場合は、表に金額、裏に贈り主の住所と氏名を縦書きで記入します。お札は、新札を肖像画が表になるように向きをそろえて入れましょう。

贈る形式(現金・プレゼント・商品券)

入園祝いは、現金・プレゼント・商品券のいずれの形式でも贈れます。

現金は、祖父母や叔父・叔母など3親等以内の身内に贈るケースが多いです。相手が自由に使えるため、喜ばれやすい形式です。友人・知人への場合は、金額がはっきりわかる現金より、品物を贈るほうが贈りやすいでしょう。現金を贈りにくい関係性であれば、図書カードやこども商品券など、用途がわかりやすい商品券も喜ばれます。

現金・プレゼント・商品券のいずれの場合も、のし袋やのし紙をつけて渡すのがマナーです。

渡し方・郵送時の注意

入園祝いは、手渡しと郵送のどちらでも贈れます。

手渡しの場合は、事前に相手の都合を確認してから渡しましょう。のしの正面を相手に向けて両手で渡すと丁寧な印象になります。

郵送の場合は、事前に送る旨を連絡しておきましょう。のし紙は配送中に傷みにくい「内のし」にするのがおすすめです。メッセージカードを同封すると、気持ちがより伝わります。

贈り忘れた場合の対処

入園祝いを贈り忘れた場合でも、遅れてから贈ることは大きな失礼にはあたりません。気づいた時点で、まず電話で一言お詫びの連絡を入れましょう。

その後、お祝いの品にお詫びの言葉を添えたメッセージカードを同封して贈ります。のし袋の表書きは「御入園御祝」のままで問題ありません。

贈るタイミングが遅れたからといって、金額を相場より高くする必要はありません。気持ちを込めて、相場どおりの金額で贈りましょう。

入園祝いで喜ばれるプレゼント

入園祝いで喜ばれるプレゼント

入園祝いのプレゼントは、実際に園生活で使えるものが喜ばれます。

特に人気の高いカテゴリは下記の5つです。

  • 現金・商品券・ギフトカード
  • 名入れグッズ
  • 実用品(タオル・靴下・お弁当箱・水筒)
  • 通園グッズ(バッグ・レイングッズ)
  • 知育おもちゃ・絵本

それぞれ説明します。

現金・商品券・ギフトカード

何を贈るか迷ったときは、現金・商品券・ギフトカードが確実です。

入園準備では、バッグや靴下など何かと出費がかさみます。現金であれば、必要なものを自由に購入してもらえます。現金を贈りにくい関係性であれば、図書カードやこども商品券など用途がわかりやすいものが喜ばれます。

名入れグッズ

名入れグッズは、入園祝いの定番として高い人気があります。

園では持ち物すべてに名前を書く必要があるため、名前入りのタオルやお弁当箱などを贈ると親の記名の手間をはぶけて喜ばれます。なかでも「お名前シールSTORE」のお名前シールは、洗濯・乾燥機対応の耐洗性の高さとデザインの豊富さが特徴で、入園準備の負担を大きく減らせる実用的なギフトです。

なお、防犯の観点から、外から見えやすい場所への名前入れは避けるのが一般的です。内側や目立たない位置に名入れされた商品を選ぶと親切でしょう。

実用品(タオル・靴下・お弁当箱・水筒)

タオル・靴下・お弁当箱・水筒は、毎日使うものなのでいくつあっても困りません。

タオルは園によってループ付きタイプを指定しているところもあるため、事前に確認してから贈ると安心です。靴下はすぐにサイズアウトするため、多めに贈っても喜ばれます。

お弁当箱や水筒は素材やサイズの指定がある場合もあるので、事前にひとこと確認しておくと確実です。

通園グッズ(バッグ・レイングッズ)

レッスンバッグやリュック、レインコート・長靴などの通園グッズも喜ばれます。

ただし、園によってバッグのサイズや素材が指定されている場合があります。贈る前に、指定があるかどうかを確認しましょう。レイングッズは梅雨の時期に必ず必要になるため、入園後のプレゼントとしても活躍します。

サイズがわかりにくい場合は、少し大きめを選ぶと長く使ってもらえます。

知育おもちゃ・絵本

知育おもちゃや絵本は、子どもの成長を応援する贈り物として選ばれます。

積み木やパズルなど、遊びながら思考力や想像力を育てるおもちゃは、親からの評判も高いです。絵本は、子どもの好みや読み聞かせの習慣に合わせて選ぶとよいでしょう。

好みがわからない場合は、図書カードを贈ると子ども自身が好きな本を選べます。なお、知育おもちゃは大型のものや電子機器類を贈る前に、置き場所や親の教育方針を事前に確認することをおすすめします。

入園祝いで避けたほうがいいもの

入園祝いで避けたほうがいいもの

入園祝いを選ぶ際に、避けたほうがよいものがあります。事前に把握しておくと、失礼のない贈り物ができます。

  • サイズや好みが合わない洋服・靴
  • 園で使えない可能性があるグッズ(バッグ・水筒など)
  • 相手の子どもの好みが確認できていないキャラクターグッズ
  • 置き場所に困る大型のおもちゃ
  • 刃物類(ハサミ・包丁など)
  • 相場を大きく超える高額なもの

迷ったときは事前に一言確認するか、現金・商品券など使い道を相手に委ねる贈り物を選ぶと安心です。

入園祝いのメッセージ文例

入園祝いのメッセージ文例

入園祝いには、メッセージカードを添えると気持ちがより伝わります。子ども本人へ贈る場合はひらがなを使い、短くわかりやすい文章を心がけましょう。

子ども本人へ

入園祝いは子ども本人に向けて贈るものです。まだ文字を読めない子どもも多いため、ひらがなを使ってシンプルに書きましょう。

【文例1】

 〇〇ちゃん(くん)、にゅうえんおめでとう。 たくさんおともだちをつくって、まいにちたのしくすごしてね。 いつもおうえんしているよ。

【文例2】

 〇〇ちゃん(くん)へ ようちえん(ほいくえん)にゅうえんおめでとう。 げんきにかよってね。こんどあそびにくるのをたのしみにしているよ。

ご両親へ

ご両親へのメッセージは、子どもの入園を共に喜ぶ気持ちと、これまでの育児へのねぎらいを込めて書きましょう。

【文例1】

 〇〇ちゃん(くん)のご入園、おめでとうございます。 新しい環境での生活が楽しいものになるよう、心よりお祈り申し上げます。 どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

【文例2】

このたびはご入園おめでとうございます。 慌ただしい日々が続くかと思いますが、〇〇ちゃん(くん)の笑顔を励みに、どうか無理せずお過ごしください。 ささやかですが、お祝いの気持ちを込めて贈ります。

入園祝いのお返し(内祝い)

入園祝いは子どもへのお祝いであるため、基本的にお返しは不要とされています。ただし、実際にはお返しをする家庭も多く、相手の年代や地域の風習によっても対応が異なります。

内祝いの文化が根付いている地域もあれば、お返し自体の習慣がない地域もあるため、迷った場合は身近な年長の親族に確認しておくと安心です。

お返しをする場合は、いただいたお祝いの3分の1〜半額程度が相場の目安です。贈るタイミングは、入園式後1ヵ月以内が一般的です。

お返しの品に、入園式の写真や子どもが描いた絵を添えると、より気持ちが伝わります。まだ字が書けない年齢でも、親がお礼状を書いて同封するとよいでしょう。

まとめ|相場・マナー・プレゼントを押さえて気持ちの伝わる入園祝いを

入園祝いは、子どもの新しい一歩を祝う大切な贈り物です。

相場は贈る相手との関係性によって異なり、祖父母から孫へは1万円〜3万円、親戚は5,000円〜1万円、友人・知人は3,000円〜5,000円が目安です。のし袋は紅白蝶結びを選び、入園式の2〜3週間前までに贈るのが基本マナーです。

プレゼントは、名入れグッズや実用品など園生活で使えるものが喜ばれます。ただし、バッグや水筒など園の指定があるものは事前に確認してから贈ると安心です。

大切なのは、お祝いの気持ちを丁寧に伝えることです。相場やマナーを押さえたうえで、子どもの新生活を心から応援する気持ちを込めて贈りましょう。

新着記事

よく読まれている記事