抱っこ紐とベビーカーの使い分け方~いつから?どっちが便利?を徹底解説~

出産準備を進める中で、必ずといっていいほど悩むのが「抱っこ紐とベビーカー、どちらを買うべき?」という問題。
どちらも赤ちゃんとのお出かけには欠かせないアイテムですが、「どんな場面で使いやすいの?」「どっちを先に買えばいいの?」と迷う人も多いでしょう。

実際には、どちらか一方だけではなく、それぞれの特徴を理解して“使い分ける”ことで、育児をぐんと快適にできます。
この記事では、抱っこ紐とベビーカーのメリット・デメリット、月齢やシーン別のおすすめの使い方を詳しく紹介します。

抱っこ紐のメリット・デメリット

まずは、抱っこ紐の特徴を見ていきましょう。

メリット

抱っこ紐は赤ちゃんを密着して抱けるため、親子ともに安心感があります。新生児期から使えるタイプも多く、外出デビューが早い時期でも活躍します。
両手が空くので、家事をしたり、上の子の手を引いたりと動きやすいのも大きなメリット。人混みや階段の多い場所でもスムーズに移動できます。

デメリット

一方で、長時間の抱っこは肩や腰への負担が大きくなります。
特に赤ちゃんの体重が増えてくる生後半年以降は、「短時間の外出ならいいけれど、長時間はきつい」と感じる親御さんも多いでしょう。
また、夏場は密着することでお互いに汗をかきやすく、暑さ対策が必要です。

ベビーカーのメリット・デメリット

次に、ベビーカーの特徴を見てみましょう。

メリット

ベビーカーの最大の利点は、親の体に負担をかけずに赤ちゃんを運べることです。
長時間の買い物やお散歩、旅行などでも快適に過ごせます。荷物をかけたり収納したりできるため、荷物の多いお出かけにも便利。
また、近年のベビーカーは通気性やクッション性に優れ、夏や冬でも快適に過ごせるよう工夫されています。

デメリット

ただし、段差や階段が多い場所では移動が大変です。
人混みでは周囲に気を使う場面も多く、電車やバスの乗り降りでは不便さを感じることも。
また、赤ちゃんが小さいうちは揺れを怖がったり、ママ・パパと離れることで泣いてしまうこともあります。

月齢別のおすすめ使い分け

赤ちゃんの成長段階によって、使いやすいアイテムは変わります。
ここでは、月齢ごとの使い分け方を見ていきましょう。

新生児期(0〜3か月)

まだ首がすわっていないこの時期は、抱っこ紐を選ぶ際に「新生児対応」かどうかを必ずチェックしましょう。
横抱きタイプやインサート付きのモデルを選べば、安心して使えます。
ベビーカーもA型(フルリクライニングタイプ)なら使用可能ですが、外出機会が少ない時期なので、まずは抱っこ紐を優先しても良いでしょう。

首すわり〜おすわり期(4〜7か月)

赤ちゃんの首がしっかりしてくると、抱っこ紐がますます活躍します。
スーパーへの買い物や上の子の送り迎えなど、短時間の外出にぴったり。
ベビーカーはお散歩やショッピングモールなどで少しずつ慣らしていくと良いでしょう。

おすわり〜1歳前後(8〜12か月)

赤ちゃんの体重が増えてきて、抱っこが重く感じる時期。
長時間の外出や移動ではベビーカーを中心に使い、抱っこ紐は「寝かしつけ」や「公共交通機関」など、短時間・密着が必要な場面で活用しましょう。

1歳以降

よちよち歩きが始まり、自分で歩きたがる時期。
ただし、疲れたときや眠くなったときのためにベビーカーを持っておくと安心です。
抱っこ紐はヒップシートタイプなど、簡単に抱っこできるセカンドタイプが便利です。


シーン別の使い分け方

次に、生活の中でどちらを使うと便利か、シーン別に紹介します。

買い物・おでかけ

ショッピングモールやスーパーのように通路が広い場所ではベビーカーが快適。
荷物を掛けられるので買い物もしやすいです。
ただし、レジ付近や混雑している売り場では抱っこ紐のほうが動きやすいでしょう。

公共交通機関

電車やバスを利用する場合は抱っこ紐が便利です。
混雑時でもコンパクトに動け、周囲に迷惑をかけにくいです。
ベビーカーを使う場合は、エレベーターの有無や混雑状況を事前に確認しておくと安心です。

公園・お散歩

公園まで距離がある場合はベビーカーで移動し、現地では抱っこ紐で抱いて遊ぶという“併用スタイル”がおすすめです。
抱っこ紐をベビーカーの下に入れておけば、状況に応じて切り替えられます。

旅行・帰省

長距離移動が多い旅行ではベビーカーが便利ですが、階段や混雑した駅では抱っこ紐が頼りになります。
シーンに応じて両方を持参し、柔軟に使い分けましょう。


季節・気候による使い分けポイント

季節によっても快適さが変わります。

は抱っこ紐だと密着して暑くなりやすいので、通気性の良いメッシュ素材を選ぶのがおすすめです。
ベビーカーの場合は、日差し対策としてサンシェードや保冷マットを活用しましょう。

は逆に、抱っこ紐だと親子であたたかく過ごせます。抱っこケープを使えば防寒もばっちり。
雨の日は、レインカバー付きベビーカーや撥水素材の抱っこケープなど、天候に合わせた工夫が必要です。


使い分けで育児がぐんとラクに!

女性が屋外で抱っこ紐を使ってこどもを抱えて微笑んでいる。女性は背中に大きなリュックを背負っている。

抱っこ紐とベビーカーは、どちらが「良い」「悪い」というものではありません。
赤ちゃんの成長やお出かけの目的、季節や天候などに合わせて使い分けることが大切です。

新生児期は抱っこ紐中心に、成長に合わせてベビーカーを取り入れるのが一般的。
どちらも上手に使い分けることで、赤ちゃんもママ・パパも快適に過ごせるようになります。

外出のスタイルや暮らし方に合わせて、自分たちにぴったりのバランスを見つけていきましょう。

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