認可保育所ってどんなところ？他の保育施設との違いも解説

2025-06-13

育児休業も終わりが見えてきて、「そろそろ赤ちゃんを保育園に預けないと」と考えるママ・パパも多いのではないでしょうか。ですが、いざ調べてみると「認可保育所」「認可外」「企業主導型」など、保育施設にはいろいろな種類があって戸惑ってしまいますよね。

今回は、その中でも多くの保護者が第一希望にする「認可保育所」について、他の施設との違いも含めて詳しく解説します。安心して赤ちゃんを預けられる場所を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

認可保育所とは？

認可保育所とは、国が定めた設置基準をクリアし、自治体から正式に認可された保育施設のことです。設置基準には、保育士の人数や施設の広さ、安全面、衛生面などが含まれており、保育の質が一定以上であることが保証されています。

対象年齢は0歳から就学前までで、公立（自治体が運営）と私立（民間が運営）の2種類があります。いずれも自治体を通して申し込みを行い、保護者の就労状況などに基づいて選考されます。

保育料は、世帯の所得に応じて決まる「応能負担」が原則。そのため、比較的安価に質の高い保育を受けられる点が大きな魅力です。

「保育園」とひと口に言っても、実は運営形態や対象年齢、保育内容などに違いがあります。ここでは、よく比較される保育施設と認可保育所の違いを整理します。

認可外保育施設は、自治体の認可を受けていない施設で、基準も各施設が独自に設定しています。中には手厚い保育を提供している施設もありますが、運営内容の幅が広く、質に差があるのが特徴です。

企業主導型保育施設は、企業が従業員のために設置する新しいタイプの保育施設です。認可外ですが、国の補助を受けており、認可保育所に近い基準が設けられています。

一部の施設では地域枠を設けており、一般家庭の子どもも利用できます。保育料も比較的安価で、夜間保育など柔軟な運営体制が特徴です。ただし、入園にはその企業との関わりが有利に働く場合があります。

小規模保育は、定員6〜19名ほどの小さな施設で、主に0〜2歳を対象としています。家庭的な雰囲気が魅力ですが、3歳以降は別の施設へ転園が必要になるケースがほとんどです。

認可保育所よりも空きがあることも多く、入りやすさではメリットがあります。ただし、職員の人数や設備が限られているため、見学して雰囲気を確認することが大切です。

安心・安全の体制が整っている
　国の基準に沿った人員配置や施設設計により、安心して預けられます。特に0歳児には細やかな配慮が求められるため、しっかりした体制があるのは重要なポイントです。
経済的な負担が少ない
　保育料は世帯収入に応じて決まるため、高額な保育料に悩まされにくいのが特徴です。特に兄弟がいる場合は、減免措置が受けられることもあります。
自治体の監査があるため信頼性が高い
　定期的に運営状況がチェックされているため、透明性が高く、トラブルのリスクも低くなります。