周りのパパママが「トイレトレーニングを始めた」「トレーニングパンツを履いている」と聞くと、うちも始めなきゃ!と焦ってしまうお父さんお母さんもいるかと思います。
トイレトレーニングはいつ頃から、どのように始めていけば良いのでしょう。
今回は、トイレトレーニングを始める時期ややり方、必要なものについて説明していきます。
目次
トイレトレーニングはいつから始めたら良い?
一般的に、トイレトレーニングに適している年齢は2歳半頃~3歳頃と言われています。
しかし、子どもの成長のスピードには個人差があります。どんなに親子でトイレトレーニングを頑張っていても、子どもの発達がトイレトレーニングするところまで来ていなければ上手くいかないことがほとんどです。
周りがトイレトレーニングを始めたからと言って焦る必要はありません。
子どもの成長のタイミングを見て、母子ともに心にゆとりが持てる時がきたら少しずつ始めていきましょう。
トイレトレーニングを始める時期の目安
トイレトレーニングを始める時期の目安として、以下に大きく4つのポイントにまとめました。一つずつ、詳しく説明していきます。
①身の回りのことをある程度一人でできるようになったら
身の回りのこととは、ご飯を自分で食べられるようになったり、衣類の着脱ができたりと基本的生活習慣のことを言います。
例えば、おしっこはできるけれど一人でズボンは履けない場合、トイレの度に大人が付き添って衣類の着脱を手伝わなくてはなりません。大人が衣類の着脱をずっと手伝ってしまうと、子どもは自分の力で衣類の着脱が出来ず自立への妨げともなりますので、完璧じゃなくても着替えはある程度出来るようにしましょう。
②おしっこを1時間半くらい膀胱に溜められるようになったら
おしっこの感覚が30分置きなどと短いと、1日のうちのほとんどがトイレに行っていることになります。何度もトイレに呼ばれると、子どももだんだんとトイレに行くのが億劫になり、嫌がって行きたくなくなってしまいます。
2歳~3歳頃の子どもは一番遊びが大切な時期であり、遊びを通して集中力を養っていきます。集中している時に度々トイレに呼ばれると集中力が奪われてしまいますので、おしっこの間隔が1時間半~2時間程度開くようになったらトイレトレーニングを始めましょう。
おしっこの間隔は、オムツ交換をして次にどれくらい経ったらオムツが湿っているか時間を計れば知ることができますので、とっても簡単ですよ!
③尿意に気付くことができたら
一人で着替えられて、おしっこが溜められるようになっても、おしっこがしたいという尿意に気付かなければなかなかオムツを外すのは難しいです。
尿意ばかりはいくら教え込んでも子どもが理解するのは難しい問題です。
何歳からではなく、子どもが尿意に気づき、それを周りの大人に伝えられる言語能力を獲得できるようになった時がトイレトレーニングを始める目安となります。
④5分くらい集中して座ることができたら
せっかくトイレトレーニングを始められる条件がそろっても、トイレに座っていられなかったら上手く行きません。絵本でも好きな遊びでも、5分程度集中して椅子に座れるようにしましょう。
トイレトレーニングの進め方
それでは、トイレトレーニングの進め方について順を追って見ていきましょう。
1. 排泄はトイレですることを教える
はじめに、おしっこやうんちはオムツではなくトイレですることを教えることから始めます。実際にトイレに連れて行って見せたり、絵本を用いて教えてあげると子どももイメージが湧くようになります。
2. トイレに座らせてみる
補助便座を置き、おしっこが出なくとも実際に便座に座らせてみましょう。
おしっこやうんちが出たらお尻をふくことや、使用後に水を流すことも教えます。
ここでの目的はトイレに興味を持たせることですので、子どもが怖がったり嫌がったりしないよう明るく声掛けをしながら様子をみましょう。
3. トイレに誘ってみる
ここからはおしっこの間隔が開いてきて、実際に排泄をトイレでするために子どもをトイレに誘います。外出する前や帰宅後、食前やお風呂前といったように、何か行動をする前後にトイレに誘ってみると子どもも負担なくトイレに向かえます。
嫌がる時には無理をして連れていく必要はありませんが、トイレに子どもの好きなキャラクターを貼ったり、ごほうびシールを用意するなど工夫をしてみましょう。
4. トレーニングパンツを履く
トイレで排泄が成功するようになってきたと同時に、トレーニングパンツを履きましょう。
トレーニングパンツは子どもの好きなキャラクターをはじめ、さまざまなデザインがあります。子どもと一緒に買いに行き、自分で選ばせることで積極的に履いてくれるようになります。始めは日中のみから徐々にスタートしていきましょう。
万が一、排泄に失敗してトレーニングパンツを濡らしてしまっても、決して叱らず「ちゃんと言えてえらいね」などと子どもを褒めてあげてくださいね。
5. 布パンツを履いて卒業
トレーニングパンツを濡らさず、トイレでの排泄が成功するようになってきたら普通の布パンツに履き替えましょう。
布パンツになっても排泄に失敗することは多々あるでしょう。しかし「なんで言わなかったの?」などと叱らず「大丈夫だよ!次はトイレに行こうね」など排泄を失敗して気落ちしている子どもを安心させるような優しい声掛けをしていきましょう。
トイレトレーニングに必要なもの
トイレトレーニングに必要なものは以下の通りです。
補助便座と踏み台さえあれば今すぐにでも始めることができますので、その他必要なものはお子様の進み具合を見ながら揃えていくと良いでしょう。
【始めから必要なもの】
- 補助便座
補助便座は手前や横に持ち手があり、安定して踏ん張りの効くものを選ぶと良いですよ。
キャラクターとのコラボ商品もありますので、ぜひいろいろ探してみてください。
- 踏み台(ステッパー)
踏み台は子どもが一人で便座に座るために必要です。ステッパーがあれば便座から宙ぶらりんになっている足を支えてくれ、安定して便座に座ることができるので排便の時に踏ん張りが効いて出しやすくなります。
【進み具合を見て揃えるもの】
- トレーニングパンツ
トレーニングパンツは吸水の布地が二重から六重と種類があります。布地が多い分には吸水してくれるため洋服を濡らしにくいメリットもありますが、一方で洗濯しても乾きにくいというデメリットもありますので、好みに応じて選びましょう。
- おねしょシーツ
日中にトレパンで過ごす場合にはすぐに必要はありませんが、トレパンのままお昼寝してしまった場合や、トイレトレーニングの他にも胃腸炎の時などに嘔吐しても布団を汚さないなどさまざまな使い方ができますので、一枚揃えておくと便利ですよ。
【あるとよいもの】
- ごほうびシール
子どもはごほうびやシールが大好きですよね!
トイレを嫌がる子どもに「トイレに行ったら一つ貼ろう!」と声掛けをするとすんなりと行ってくれることも。必要に応じて揃えましょう。
トイレトレーニングは個人に合わせて焦らずに
今回は、トイレトレーニングを始める時期ややり方について説明しました。
子どもの成長には個人差がありますので、一概に「ここから!」と断言することは難しいです。とはいえ、必ずいつかはオムツが外れる時が来ますので、焦らず親子揃って準備が整ってからトイレトレーニングを始めるようにしましょう。
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