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「そろそろトイトレを始めたほうがいいのかな?」
「周りの子はもうパンツみたいだけど、うちはまだ…」
トイレトレーニング(略して“トイトレ”)は、育児の中でも多くのパパ・ママが悩むテーマのひとつです。始める時期ややり方には正解がなく、子どもによって大きな個人差があるからこそ、「うちの子にとってのベストなタイミングっていつ?」「どう進めればうまくいくの?」と不安になる方も多いはず。
そこで今回は、トイトレの始めどきの目安から、具体的な進め方、成功のコツまで、初めての方にもわかりやすく解説します。
目次
トイトレはいつから始めるのがいいの?
「〇歳になったらトイトレを始めるべき」といった明確なルールはありません。ただし、始める目安として以下のようなサインが見られるとスムーズに進めやすいです。
トイトレ開始の目安サイン
おしっこの間隔が1.5〜2時間以上あくようになった
おむつが濡れていると嫌がる素振りをする
自分でズボンやパンツの上げ下げがある程度できる
トイレやおしっこに興味を持ち始めた
言葉で「出た」「出る」など伝えられるようになった
一般的には、2歳〜3歳ごろにスタートする家庭が多いですが、「周りが始めたからうちも…」というプレッシャーではなく、子どもの発達や性格に合わせることが何より大切です。
トイトレの進め方ステップ
ここからは、実際にどうやってトイトレを進めていけばいいのか、ステップごとに紹介します。
【ステップ1】まずはトイレに親しむことから
いきなり「トイレでおしっこしよう!」と言っても、子どもにとってはハードルが高いもの。最初はトイレという空間に慣れることが大切です。
ぬいぐるみや絵本を使ってトイレごっこ
トイレに好きなキャラクターのポスターを貼る
補助便座に座る練習(服を着たままでもOK)
無理におしっこをさせようとせず、「座れたね」「一緒に来られたね」と褒めることが大事です。
【ステップ2】おしっこのリズムを観察
おむつ替えのたびに排尿の時間間隔をチェックしてみましょう。だいたい1.5〜2時間以上空くようになってきたら、膀胱の機能も発達してきた証拠です。
合わせて、食後・起床後・お風呂前などの「出やすいタイミング」もメモしておくと、次のステップがスムーズになります。
【ステップ3】タイミングを見てトイレに誘う
観察したタイミングに合わせて、トイレに誘ってみましょう。
「ごはんの前にトイレ行こうか」「お風呂の前に座ってみようか」など、日常の流れの中にトイレを組み込むと、習慣化しやすくなります。
ポイントは「出なくてもOK」という気持ちで接すること。出なかったとしても、座ること・トイレに行くことに意味があります。
【ステップ4】パンツにチャレンジ!
トイレに行く習慣がついてきたら、トレーニングパンツや布パンツに切り替えるのも一つの手。おしっこをすると濡れる不快感があるため、「トイレでしよう」という意識が芽生えやすくなります。
最初は失敗が続くかもしれませんが、叱らず「濡れて気持ち悪かったね」「次はトイレでしようね」と声をかけましょう。
【ステップ5】日中の成功が増えたら外出にも挑戦
日中ほとんどおむつを使わずに過ごせるようになったら、短時間の外出時もパンツで過ごしてみましょう。
予備の着替え・パンツ・ビニール袋を持参
公共トイレを使う練習もしておくと◎
トイレの場所を先に確認しておくと安心
失敗しても、「外でのトイレは難しいよね」と共感しながら、徐々に慣らしていきましょう。
トイトレ成功のコツ&注意点
焦らない・比べない
一番大切なのは、「親が焦らないこと」。他の子と比べて遅れているように感じても、発達には個人差があるため心配無用です。
褒めることが最大のモチベーション
子どもは「できた!」という達成感が大好き。座れただけでも大げさに褒めてあげましょう。
ごほうびシールやスタンプカードもモチベーションUPに効果的です。
失敗しても叱らない
失敗は成長の途中で必ず起こること。怒るとトイレに対して苦手意識を持ってしまうため、「大丈夫だよ」と優しく受け止めましょう。
夜のおむつ外しは焦らなくてOK
トイトレが進むと「夜のおむつはいつ外すの?」と気になる方もいると思います。ですが、夜間の排尿コントロールは脳の発達と関係しており、日中よりも時間がかかることがほとんどです。
朝までおむつが濡れていない日が増えてから挑戦
就寝前の水分量を調整する
失敗してもおねしょシーツで対処できるようにする
3〜5歳ごろまでおむつが取れない子も多くいます。あせらず、見守っていきましょう。
トイトレに悩んだら
頑張っているのに全然進まない、子どもがトイレを嫌がる、オムツに戻りたがる…。そんなときは、一度立ち止まってみることも大切です。思いきって「お休み期間」を作ることで、子ども自身が気持ちをリセットできることもあります。
また、保育園の先生や地域の保健師さんに相談してみるのもよい方法です。家庭とはまた違った目線でのアドバイスがもらえることもあります。
まとめ:親子で楽しく!がいちばん大事
トイトレは、「〇歳までに終わらせなきゃ」と思うと、どうしてもプレッシャーになります。でも大切なのは、「子どもが自分のペースでできるようになること」。親がイライラすると、子どもにも伝わってしまいます。
子どもの成長を信じて、少しずつ、楽しくステップを踏んでいきましょう。
「今日も座れたね」「がんばったね」の積み重ねが、親子の笑顔につながります。